Spanish Columnスペイン語コラム

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スペイン語圏の国や地域

スペイン語は今や世界で、中国語と英語に次ぐ母語人口の多さを誇る言語です。スペイン本国のみならず、中央アメリカから南アメリカ、また最近では、アメリカ合衆国でもスペイン語を母国語とする人が増え続けています。スペイン語圏とは具体的にどのような国々なのかを、スペイン語が広まった歴史とともにご紹介します。

世界でのスペイン語の広がり

スペイン語といえば、スペイン本国にとどまらず中南米などの多くの国で使われている言語です。スペイン語がこれほど広い地域で使われているのには、1492年のコロンブスの新大陸発見が関係しています。

アメリカ大陸にスペイン語が広がった理由

マンハッタン

新大陸の発見当時、航海技術が発達していたスペインとポルトガルは、ヨーロッパ以外の新領土を2国で分割して、統治しようと考えました。そして、1494年に2国間で結ばれた「トルデシリャス条約」によって、一部の地域を除くアメリカ大陸の大部分に、優先的に進出する権利をスペインが得たのです。

スペインがカリブ海の島々をはじめ、中央アメリカから南北にかけて領土を拡大することで、それらの地域にスペイン語が定着しました。ところが、1506年にトルデシリャス条約が廃止されたため、当時、開発が遅れていた北アメリカは、その後イギリスやフランス、オランダなどによって植民地化され、スペイン語は広がりませんでした。

なぜ南米ではブラジルだけがポルトガル語なのか

現在のブラジルにあたる地域は、トルデシリャス条約の際に引かれた「教皇子午線」と呼ばれる境界線の外にあったため、1500年にポルトガル人の航海者によって発見された後、ポルトガル領となりました。そのため、南アメリカ大陸では、ブラジルだけでポルトガル語が話されているのです。

また、ポルトガルがブラジルを領有する際、代わりにポルトガル領だったアフリカの一部の地域をスペインが譲り受けたことから、その地域は独立後、アフリカで唯一スペイン語を公用語としている国となりました。

スペイン語を公用語としている国や地域

スペイン本国を入れて、21の国や地域がスペイン語を公用語としています。そのうち、20の国や地域が中南米に集中しているおり、スペイン本国よりもスペイン語を話す人口が多い地域となりました。

カリブ海地域

メキシコ湾の南側に広がるカリブ海の島国の中で、以下の2国がスペイン語を公用語としています。

  • キューバ
  • ドミニカ共和国

ドミニカ共和国の東部に浮かぶアメリカ自治連邦区のプエルトリコでは、スペイン語と英語の2つの言語が公用語です。アメリカの自治領ではありますが、日常的には英語よりもスペイン語が広く使われています。また、アメリカ合衆国への移民も多く、ニューヨークをはじめとする様々な都市に、プエリトリカンがスペイン語を広げました。

中央アメリカ

北アメリカと南アメリカの間にある細長い中央アメリカの地域では、以下の7か国でスペイン語が公用語とされています。

  • メキシコ
  • グアテマラ
  • エルサルバドル
  • ホンジュラス
  • ニカラグア
  • コスタリカ
  • パナマ

人口が約4600万人のスペインに対し、約1億2千万人とスペイン語の母語人口が世界で一番多いのがメキシコです。メキシコをはじめとする中南米で話されるスペイン語と、スペイン本国のスペイン語に異なる発音や意味があることから、スペイン語を学ぶ日本人にとって2つの地域の言葉の違いが悩みの種になることが多いようです。

また、メキシコとグアテマラと国境を接するイギリス連邦加盟国ベリーズでは、公用語は英語とされていますが、国民の半数以上が英語とスペイン語の両方を話すことができます。

南アメリカ

南アメリカ

パナマ海峡よりも南の地域にある南アメリカでは、ブラジルを除く以下の9か国がスペイン語を公用語としています。

  • コロンビア
  • ベネズエラ
  • エクアドル
  • ペルー
  • ボリビア
  • チリ
  • アルゼンチン
  • パラグアイ
  • ウルグアイ

スペイン語で「スペイン語」という言葉を表す場合、「スペインの言葉」を意味する“エスパニョール(español)”と、「カスティーリャ地方の言葉」を意味する“カスティリャーノ“(castellano)”の2つがあります。北米や中米では“エスパニョール”が多く使われるのに対して、南米では「本場の正しいスペイン語」という意味として“カステリャーノ”を使う地域が多いようです。

ただし、スペインでは「リャ」と発音する“lla”は、中南米では「ジャ」と発音するため、現地では“カステリャーノ”ではなく“カステジャーノ”という発音になります。

アフリカ

アフリカ

アフリカ大陸で唯一スペイン語を公用語としているのが、アフリカの中西部にある赤道ギニア共和国です。かつてポルトガル領だったことから、現在でも第三公用語としてポルトガルが使われています。
実際に赤道上にあるわけではありませんが、アフリカ西部のギニア共和国と区別するため、「赤道に近い」という意味から、このような国名になったといわれています。

スペイン語が話されているその他の地域

アメリカ合衆国の国旗

アメリカ合衆国で、英語の次に多く使われているのがスペイン語です。国内に住むネイティブスピーカーに英語とスペイン語のバイリンガルの数を足すと、一千万人を超えるとも言われています。

アメリカ国内でスペイン語を話す人が多い州には、メキシコと国境を接するカリフォルニア、アリゾナ、ニューメキシコのほか、キューバと150kmほどの距離にあるフロリダが挙げられます。これらの地域は、スペインがトルデシリャス条約の締結した、16世紀以降にスペインが征服した地域でもあります。

また、ヨーロッパではスペイン以外に、スペインとフランスの間に位置するアンドラ公国でもスペイン語が話されています。アンドラは金沢市とほぼ同じ広さの小国で、スペイン東部のカタルーニャ地方でも使われているカタルーニャ語が公用語ですが、スペインとフランスの郵便局が配達をするなど、スペイン語やフランス語が日常的に使われています。

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50すぎ渋谷の中年オヤジ社長 
スペイン語マスターに挑戦

社長

何度挫折してもあきらめないぞ!
スペイン語に再トライ
夢はずばり、趣味のマラソンでスペイン語圏を疾走、世界中に散らばっていった Mis Amigos との再会。
世界の平和を祈りながら。

スペイン語挑戦への5か条

  1. 一日2時間スペイン語学習 どんなに忙しくても最低1時間
  2. 習ったことのまとめをこのコラムでする。
  3. 人知れずする
  4. 泣き言いわない
  5. 仕事を言い訳にしない

大学卒業後、バブル時代をリクルートコスモス社にて勤務。
アメリカMBA留学中に、学費を稼ぐために自身の大学にて日本語講師を3年間勤める。
時を同じくイリノイ州日本人学校補習校で中学生担任を勤める。
帰国後米国大手システムコンサルタント会社勤務、GMジャパンカスタマーサポートチームマネージャー職を歴任。
1997年外国語会話ラングランドを創業
現在株式会社ローランドコーポレーション代表取締役
妻一男二女の5人家族

趣味 ランニング、ゴルフ、水泳、空手など

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