Spanish Columnスペイン語コラム

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スペイン語レッスンをしているイラスト

スペイン語検定の筆頭にあげられる試験といえば、やはり「DELE」と「スペイン語技能検定(西検)」です。DELEやスペイン語技能検定は、JICAの海外ボランティアに応募する際の語学力の目安にされるなど、スペイン語の能力の証明には欠かすことのできない検定だといえます。

2つの検定の違いを分かりやすく言うと、スペイン語の能力を評価するDELEに対して、スペイン語技能検定ではスペイン語と日本語を結びつける能力が評価されます。そのため、DELEは海外への留学や就職に、また、スペイン語技能検定は翻訳や通訳、日本語学校の講師などにおすすめです。どちらを受けたらよいか迷った際は、目的に応じて受験するとよいでしょう。

DELE(外国語としてのスペイン語検定試験)

DELE

スペインの教育文化スポーツ省が授与するスペイン語の能力検定です。日本では、スペイン語の教育やスペイン語圏の文化の普及を図るためにスペイン政府によって設立された、「セルバンテス文化センター東京」が実施しています。国際的に認められた唯一のスペイン語検定として知られています。

取得するメリット

スペイン語の能力の証明として世界中どこでも通用する
「読む」「書く」「聞く」のほか、コミュニケーションスキルの証明になる
有効期限がないため一生使える

レベルごとの検定基準

レベル

検定基準

DELE A1
(入門)

日常的に必要な簡単な文章を理解して、使うことができる

DELE A2
(初級)

日常的な表現を理解して、簡単なコミュニケーションをとることができる

DELE B1
(中級)

日常的なさまざまな状況に対応することができる

DELE B2
(中上級)

ネイティブスピーカーと自然に会話をすることができる

DELE C1
(上級)

長く複雑な文章を理解して、適切に対応することができる

DELE C2
(最上級)

読み聞きともに完璧に理解して、適切に対応することができる

受験概要

日程

春と秋の年2回(東京のみ夏にも開催)
地域によって開催日程および受験可能レベルが異なります。

受験資格

国籍がスペイン語を公用語とする国ではないこと。または、スペイン語以外の言語を公用語とする国に住み、以下の2つ以上があてはまること

  • 両親がスペイン語を母語としないこと
  • 初めて学んだ言語がスペイン語ではないこと
  • 日常のコミュニケーションにスペイン語を使用していないこと
  • 初等教育・中等教育をスペイン語で受けていないこと

試験内容

読解、聞き取り、文章表現(作文)、口頭試験(面接)

合格基準

グループⅠ・Ⅱ・Ⅲの試験項目について、それぞれの正解率が60%以上であること

  • グループⅠ:読解および文章表現
  • グループⅡ:文法およびボキャブラリー
  • グループⅢ:聞き取りおよび口頭試験

応募方法

申し込み期間中に受験料を振り込み後、必要書類の郵送を行います。

必要書類
  • 受験申込書
  • 写真付きの身分証名書(運転免許証、パスポートなど)のコピー
  • 返信用の長形3号封筒(宛先にご自身の住所・氏名を記載し、82円切手を貼付する)
  • 振込明細書のコピー

振り込み先および受験申込書のダウンロードは、DELEの公式サイトでご確認ください。

送付先

〒102-0085
東京都千代田区六番町2-9 セルバンテスビル
セルバンテス文化センター東京「DELE申込受付係宛」

スペイン語技能検定

スペイン語技能検定、通称「西検(せいけん)」

通称「西検(せいけん)」と呼ばれるスペイン語の能力検定です。文部科学省の認定技能審査として、スペイン語圏の23カ国との親善を目的に設立された財団法人「日本スペイン協会」が実施しています。もともとは官公庁、企業などが採用試験や能力査定で語学力を評価することを目的として始まりました。

日本スペイン協会では西検のほか、「ビジネススペイン語技能検定」(ビジネス西検)や「スペイン文化検定」なども実施しています。

取得するメリット

  • 文部科学省認定の検定のため、国内でスペイン語を活用する際の語学力の証明になる
  • 日本語⇔スペイン語の翻訳スキルが証明できる
  • 学校での単位習得や奨学生選考・海外留学の条件として利用できる

レベルごとの検定基準

レベル

検定基準

6級
(入門)

基本的な文章の読み書きができる

5級
(初級)

簡単な文章の読み書きができる

4級
(中級)

おおよその文法を理解し、日常的な会話ができる

3級
(上級)

新聞を読んで理解でき、一般的なガイドが可能

2級
(最上級)

テレビやラジオの番組を理解でき、一般的な通訳が可能

1級
(プロ級)

出版物の翻訳や会議通訳、専門的なガイドが可能

6級は英検4級、3級は英検準1級と同レベルにあたります。
また、3級以上に合格した方は、有料の研修を受けると「実務翻訳士」の証明書が発行されます。

受験概要

日程

春季と秋季の年2回

受験資格

特にありません

試験内容

  • 1次試験:筆記試験、聞き取り試験(5~4級のみ)
  • 2次試験:面接試験(3級~1級のみ)

合格基準

  • 3~6級:正解率70%以上
  • 1~2級:正解率80%以上

応募方法

受付期間中に指定の方法で受験料を支払った後、西検専用の黄封筒で願書を郵送します。

支払い方法

以下の2つのうちいずれかの方法で支払を行います。

1.指定の検定料受付場所で払い込む
2.郵便振替または銀行振込

郵便振替の場合は振替受付票、振り込みの場合は振込明細書のコピーを同封してください。

願書は直接請求するか、または最寄りの書店・大学生協で入手可能です。

検定料受付場所や郵便振替・銀行振込は、スペイン語技能検定の公式サイトでご確認ください。

送付先

〒108-1004

東京都港区芝4丁目5-18
公益財団法人 日本スペイン協会 西検事務局

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何度挫折してもあきらめないぞ!
スペイン語に再トライ
夢はずばり、趣味のマラソンでスペイン語圏を疾走、世界中に散らばっていった Mis Amigos との再会。
世界の平和を祈りながら。

スペイン語挑戦への5か条

  1. 一日2時間スペイン語学習 どんなに忙しくても最低1時間
  2. 習ったことのまとめをこのコラムでする。
  3. 人知れずする
  4. 泣き言いわない
  5. 仕事を言い訳にしない

大学卒業後、バブル時代をリクルートコスモス社にて勤務。
アメリカMBA留学中に、学費を稼ぐために自身の大学にて日本語講師を3年間勤める。
時を同じくイリノイ州日本人学校補習校で中学生担任を勤める。
帰国後米国大手システムコンサルタント会社勤務、GMジャパンカスタマーサポートチームマネージャー職を歴任。
1997年外国語会話ラングランドを創業
現在株式会社ローランドコーポレーション代表取締役
妻一男二女の5人家族

趣味 ランニング、ゴルフ、水泳、空手など

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