1. COCO

WaiWaiブログ

COCO

2013/05/01

Cocoって言う言葉、知っていますか?
辞書をひいてみると、「ココナツ、頭、お化け」という意味が載っています。
実はこういう意味、関連しています。
今回、cocoについて習いましょう。
 

 
今、一番知られている、そして使われているCocoの意味は「ココナツ」でしょう。しかし、もともとの意味はココナツではありません。スペインとポルトガルでは、昔から寝たくない子供を脅かすために使うお化けの名前でした。いつからあるかはっきりわからないようですが、初めて文書に書かれていたのは1445年でした。
基本的な脅かしは「Si no te duermes, vendrá el coco(寝ないと、Cocoがやってくるぞ!)」と。得に、子守歌の形で。色々なバリエーションがあるんですが、一番有名なのはこれでしょう:
Duérmete niño, 寝なさい、子よ
duérmete ya, もう寝なさい
que viene el coco 寝ないとCocoが来て
y te comerá. (あなたを)食べてしまうよ。
Comeráの変わりにllevará(浚う)のバリエーションもあります。
 
では、お化けの名前から、どうやって果物の名前になったのでしょうか。
これは、15世紀には、スペイン人やポルトガル人は色々な新しい地方を探検していました。そこで、Vasco de Gamaというポルトガルの海軍大将の船員は始めてココナツを見たときに、その見た目はお化けみたいだと思ったので、果物をcocoと名づけました。
確かに、ココナツをよく見ると、毛だらけの頭に目と口があるように見えますよね。
 

 
今でも、口語ではcocoは頭の意味もあります。いくつかの表現にも使われます:
Ayer estaba buscando una cosa que se me cayó debajo de una mesa, y al levantarme me di un golpe en la cabeza / en el coco.
昨日、テーブルの下に落とした物を探していた。そして、立ち上がろうとしたら、頭がテーブルにぶつかった。
Enrique tiene mucho coco.
エンリケは頭がいい。
 
ところで、cocoといえば、nata de cocoというデザートがありますよね。これは、フィリピンのデザートです。フィリピンでは、昔スペイン語が使われていて、その時代にnata de cocoという名前で名づけられたようです。そして、名前はそのまま今まで残っています。
Nata de cocoってスペイン語なのに、スペインではあまり知られていないデザートです。
 
最期に、サルサが好きなら、この曲をぜひ聴いてみて下さい:
 
 
曲名は「Salsa con coco」
 
Emilio
 

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