TOEIC Study TOEIC勉強法

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TOEIC勉強法がわかる書籍

interviewee & interviewer

TOEIC過去最高スコア985点才田孝氏

interviewee

才田 孝(さいた たかし)60才

東京都杉並区在住 大手空調機器メーカー勤務
TOEICスコア過去最高スコア 985点 (2016年2月 TOEIC L&R IP テスト)、965点(2015年11月公開テスト)

定年を迎え一念発起で2015年7月より再チャレンジ開始、2016年7月期限で満点を目指す。「毎朝出社前1時間学習」を継続中

ラングランド代表取締役伊藤 盛明

interviewer

伊藤 盛明(いとう もりあき)

ラングランド代表取締役
TOEIC公開テスト990点
TOEIC超集中合宿 800点突破講座
TOEIC超集中合宿 600点突破講座
TOEIC法人向け出張講座 担当
受講者参加型のティーチングスタイルが特徴

過去最高スコア985点の才田孝氏が贈るTOEIC受験者への提言

  • 期限付き目標設定を! ~何のために、いつまでに、XXX点取る!~
  • 短期にTOEIC目標を達成し、他の事への挑戦するぐらいの気構えが必要
  • リスニング向上には、ディクテーションが有効 大変だが結局一番近道

TOEIC受験以前才田氏の英語学習史

―――才田さんが英語学習を始めたきっかけは何でしたか?

TOEIC過去最高スコア985点才田孝氏

子どもの頃、機械いじりが好きで自分でラジオや無線機を作って、VOA(Voice of America)やBBC放送を意味も分からず聞いていたのがきっかけで、英語や海外に興味を持ったんです。また、TV番組(たしかTBS系)「兼高かおる世界の旅」などで異なる文化を持つ海外に憧れて、自然と英語学習への意欲も湧いてきました。

大学時代、米軍基地のアメリカ軍族向けラジオ放送FENに刺激を受けました。それでクラブも英語クラブに入部しました。
FEN聞いていると、5分間のニュースが流れるんですね。それを当時はカセットテープで録音して、そのディクテーション(書き起こし)をやりました。5分間のニュースを書き起こすのに当初2時間ぐらいかかりましたけど(笑) 当時の教材テープの日常会話英語と違って、政治・社会・経済などのニュースが、「猛スピード」で読上げられ、とても刺激になりました。

これはやっぱり振り返ってみるとかなり力がつきました。あと、NHKのラジオ英会話は毎週全部覚えました。
おかげでTOEICでもリスニングは比較的満点が取れたりします。

―――TOEIC受験のきっかけは?

2000年当時、会社で「管理職になるにはTOEIC650点を条件とすることを検討中」といううわさが流れたんですね。結果から言うとそうはならなかったんですが(笑)。
それで初受験して結果845点でした。そこで一応満足しました(笑)。

ところがその後、どこかで目にした英会話学校の「TOEIC915点以上で講師募集」との広告を見て、
「900点以上でないと認められない」
と、思い直して1年間勉強しました。それで940点取って目標達成できたので、再びその時は一応満足しました(笑)。
そのあとは、中国語やフランス語などに興味を持ったので、TOEICは中断し10年経ちました。

―――再チャレンジを決めたのは?

昨年(2015年)7月に60歳で定年退職、翌8月から1年ごとの「嘱託契約」で勤務中ですが、あと数年で完全リタイアします。その後は生まれ故郷に戻ろうと思っているので、今こうして東京にいて、TOEIC学習する環境が整っているうちに形に残したいなと思って、昨年7月から再チャレンジすることにしたんですね、
一年間でTOEIC満点をとる!」を目標にして。

TOEICの学習方法・工夫していること

―――TOEICテストに向けた学習で、何か工夫しているところは?

問題集やTOEIC L&R IP テストの結果で不得意分野をまず把握しました。
私の場合、リスニングは複数回満点を取れていますし比較的点を取れるんですが、長文読解で点を落とすので、そこは工夫しています。
具体的には、速読できないとどうしようもないので、

1. 時間内解答をキープ
2. 問いを先に読む、文章の挿入箇所を問う問題以外、選択肢を読まない
3. 本文は「戻らず、一気に、一語一語、丁寧に、早く」読む
4. 1問1分をキープ
5. 問題集で1問ごとに時間を設定して、繰り返しトレーニング

ということを行っています。

―――出題形式が変わりましたが、新形式に向けて何か工夫しましたか?

TOEIC新形式問題についての時間配分は、自分なりに

PART5 10分
PART6 7分
PART7 シングルパッセージ 23分 ダブルパッセージ 10分 トリプルパッセージ 20分
スペア 5分

と設定しました。

TOEIC受験・学習で得たこと、気付き、経験

―――TOEICを受験し、ハイスコアを取って、何か変わったことはありましたか?

解説する才田孝氏

「TOEIC XXX点取得している。」と、自分自身に自信がつきました。読解力でも、短時間で要点を把握できるようになったことは仕事上でも感じます。基礎がしっかりしたという実感があるので、ビジネスで多用される単語や、以前は見落としていたポイントなども不安なく抑えることができます。

実は、昨年、職場がアメリカの会社との合弁会社になり、上司などがアメリカからの出向の人になったりして、社内で英語を使う機会がずいぶん増えましたが、私自信は英語でのコミュニケーションでの支障はそんなに感じることはありません。
また、これは仕事とは直接関係ないですが、やっぱり目標に向かって日々努力を積み重ねていくことは、気持ちが充実してよいものです

TOEIC受験の先にあるもの

―――現在の目標「TOEIC満点」を達成したら、その先は?

数年後には完全リタイアが待っていますので、英語以外のことへの挑戦を考えています。そのためにも、今、この恵まれた環境にあるうちに、TOEICは目標達成しておきたいと思っています。

TOEICで高得点を目指す学習者へ

―――TOEIC高得点を目指して勉強している人に一言お願いします

一番強調したいのは、「期限を決めて、目標を明確に定める」ことです。
何のためにTOEICなのかいつまでにXXX点とるか
これを自分自身に問いかけて、いったん決めたら、自分でコミットすることと思います。人生英語だけというわけにはいきませんから。

個人的に、昔ビジネス書に載っていた「仕事力」についてのコラムで

1. 技術・スキル
2. 企画・計画・実行力
3. 人間性
解説する才田孝氏

これらの3つのバランスが、その人の「仕事力」を決める、とあったことが心に残っています。
「英語力」って1.技術・スキルの中のひとつに過ぎないじゃないですか。英語力だけ延ばしても他の項目とのバランスが大事だと思います。
言い換えると他の事への挑戦も英語と同様に大事だと私は思います。ダラダラTOEICだけ続けていてもしようがないです。「エネルギー集中・短期決戦」で目標を達成し、早く次へ進みましょう。

―――TOEICで高得点を取るための、具体的なアドバイスはありませんか?

TOEIC初心者の皆さんへ少し補足として、私の経験から4つのアドバイスをしたいと思います。

1. 日本語で考えるのはやめましょう

分からなくてもいきなり「英語で聞き」「英語で考え」「英語で話す」トレーニングをすることをお奨めします。
いちいち日本語に直すくせをつけてしまうと、会話や討議のペースについていけません

2. リスニング上達にはディクテーション(書き起こし)が有効

最初はたいへんだけど、結局これが初級から中級への上達の一番の近道だと思います。聞き流しでは上達しません。問題集の付録CDなどで、リスニングのPart 1から少しずつ始めましょう。

3. 高校英語の文法力はマスト

薄くても良いから、高校英語文法書を「制覇」すると良いです。

4. 観光やショッピングなど、こちらが少し話すと向こうがいろいろしゃべってくれるような状況の英語はビジネスでは通用しないです。

ビジネスでは、そもそも否定的な相手を説得し、「NO」を「YES」と言わせるような「議論・交渉」をしなければならないことが頻発します。
その下地作りとしてもTOEIC学習は有効だと思います。

インタビューを終えて

才田孝氏と伊藤取締役

昨年から当スクールTOEIC L&R IPをコンスタントに受験され、成果を出されてきた才田孝さん。
この方にはきっと「多くのTOEIC学習者と共有すべき真実があるに違いない」と直感的に感じ、今回のインタビューをプロポーズしました。
「若い学習者のために少しでも役に立つのなら」と実名でのインタビューを快く引き受けていただき、直接お話しを伺いました。

結局TOEICを教える身である私自身にとって一番ためになる話を数多く伺うことが出来ました。TOEIC学習に関してのみならず、人生の先輩として、大切なヒントを下さった才田さんに感謝と尊敬を深く覚えた充実のインタビューでした。
才田さん、本当にありがとうございました。私も、英語に限らずがんばります。

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