English Column英会話コラム

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ノリノリの男と愉快な仲間たち

トマトが嫌いってほどじゃないけど、ちょっと苦手だということを相手に伝えたい時、直接的な“I don’t like tomatoes.”という表現では、「私はトマトが嫌いです」という意味になってしまいます。間違いではないけれど、せっかくなら相手にちゃんとした情報を伝えたいですよね。そんな時に重要となるのが「副詞」なんです。

例えば、I don’t really like tomatoes.(トマトがそれほど好きというわけではない)とか、I don’t like tomatoes very much.(トマトがあまり好きではない)など、最初の文章に副詞を1つ追加するだけで、どのくらい好きではないのか、そのレベルを明確にすることができるのです。

このように副詞には、伝えたい内容をより明確にするほか、表現を豊かにするという効果があります。英会話で副詞を上手に使って、あなたも素敵な文章にデコってみませんか?

そもそも副詞とは?

副詞とは、主語にならない品詞の一つで、自立での活用がないのが特徴です。形容詞が名詞を修飾するのに対して、副詞は名詞以外の「動詞」「形容詞」「副詞」などの品詞を修飾するほか、文章全体を修飾することがあります。

例えば、以下のように副詞は各品詞を修飾します。

動詞の修飾例
  • ゆっくり歩く(walkslowly
  • 一生懸命働く(workhard
形容詞の修飾例
  • とても寒い(verycold)
  • いつも青い(alwaysblue)
副詞の修飾例
  • たった今(just now)
  • かなり前に(long before)
文全体の修飾例
  • 運よく彼は一命を取り留めた(Happily, he escaped death.)
  • ついに彼女は業務を達成した(Finally, she complete her work.)

ただし、副詞は動詞や形容詞・副詞以外にも、例外的に名詞を修飾することがあります。

名詞の修飾例
  • 子供+でさえ(evena child)
  • 階下にいる+男性(a mandownstairs

副詞の分類

副詞はその意味によって、大きく6つの種類に分類されます。使い方を憶えておくと、簡単な表現にも微妙な変化を付けることができるので、ぜひ参考にしてください。

1.時間を表す副詞

時計顔の男性
  • now(今)
  • today(今日)
  • yesterday(昨日)
  • tomorrow(明日)
  • after(後で)
  • before(前に)
  • already(すでに)
  • soon(間もなく)
  • then(それからすぐ)
  • later(その後)
  • recently(最近)
  • forever(永遠に)

2.場所を表す副詞

  • here(ここに)
  • there(そこに)
  • somewhere(どこかに)
  • near(近くに)
  • far(遠くに)
  • away(離れて)
  • up(上に)
  • down(下に)
  • above(上に)
  • below(下に)
  • forward(前に)
  • backward(後ろに)

3.頻度を表す副詞

いつもの夫婦

以下の例では、下にいくほど頻度が低くなります。

  • always(いつも)
  • almost(ほとんど)
  • usually(たいてい)/generally(ふつう)/normally(いつもは)
  • often(しばしば)/frequently(頻繁に)
  • sometimes(ときどき)/occasionally(時折)
  • seldom(めったにしない)/rarely(たまにしかしない)
  • hardly(ほとんどない)/scarcely(かろうじて)
  • never(一度もない)

4.態度や状態を表す副詞

  • wrong(間違えて)
  • right(正しく)
  • ill/badly(悪く)
  • fast(速く)
  • quickly(素早く)
  • slowly(遅く)
  • wisely(思慮深く)
  • foolishly(バカみたいに)
  • easily(簡単に)
  • happily(幸福そうに)
  • carefully(注意深く)
  • suddenly(突然)

5.程度を表す副詞

バッチグーな男性
  • most(もっとも)
  • very(とても)
  • much(はるかに)
  • quite(完全に)
  • hard(非常に)
  • well(申し分なく)
  • enough(十分に)
  • rather(かなり)
  • almost(ほとんど)
  • just(ちょうど)
  • exactly(きっかり)
  • nearly(ほぼ)
  • so(そんなに)
  • too(その上)
  • even(さらに)
  • more(もっと)
  • only(ほんの)
  • little(ほとんどない)

6.原因・結果を表す副詞

  • so(なので)
  • then(それでは)
  • thus(要するに)
  • hence(したがって)
  • therefore(ゆえに)
  • accordingly(それゆえに)
  • consequently(その結果)
  • finally(最終的に)

7・否定・肯定を表す副詞

No!な女性
  • yes(はい)
  • certainly(その通り)
  • exactly(そうです)
  • so(確かに)
  • probably(おそらく)
  • no(いいえ)
  • not(~でない)
  • never(決してない)
  • not at all(全くない)
  • hardly(ほとんどない)

副詞の位置の決め方

アルファベットの模型

修飾する言葉の前後に置かれることが多い形容詞に比べ、副詞の位置は意外と自由度が高いといえます。文頭・文中・文末のどこに置こうか迷ったときは、次に紹介するルールを参考にしてください。

1.動詞を修飾する場合

基本的に一般動詞を修飾する場合、She walks slowly .(彼女はゆっくり歩きます)のように、副詞は動詞の後ろに置かれます。また、I am very sleepy.(私はとても眠い)のようにbe動詞や助動詞がある場合、副詞は同様にその後に置かれます。

それ以外の場合では、頻度を表す副詞はShe usually eats breakfast at 8 o'clock.(彼女はたいてい8時に朝食を食べます)のように動詞の前に置かれるのに対して、時を表す副詞はI will eat dinner at home tonight .(今夜家で夕食を食べる)のように、ほとんどの場合文末に置かれます。

2.形容詞・副詞を修飾する場合

基本的に形容詞や副詞を修飾する場合、 so cute(超カワイイ)や very fast(とても速く)のように、その単語の前に副詞を置きます。ただしenoughに関しては、old enough (十分な年齢)やslowly enough (十分にゆっくり)のように、必ずその単語の後ろに置く必要があるので注意しましょう。

3.文全体を修飾する場合

Hopefully(願わくば)やinterestingly(興味深いこと)など、話題に対して話し手の感情が込められている副詞は、文頭に置くことで文全体を修飾することができます。それ以外に、naturally(予想どおりに)やjustly(当然)のような、置き場所が文頭・文中・文末に関わらず文全体を修飾することができる副詞もあります。

また、文修飾以外にも、Yesterday I met him.(昨日、彼に会った)のように、副詞を一番に強調したい場合に副詞が文頭に置かれる場合があります。

4.名詞を修飾する場合

only you(君だけ)や just friend(ただの友達)のように、聞き手の注意を名詞に向けさせたい場合、名詞の前に副詞を置きます。逆に、名詞を後置修飾する例として、climate here (ここの気候)やpeople upstairs (上の階の人たち)のような場所を表す副詞があります。

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    サッカー大好き今どき男子の代表のような大学生くら君が、ラングランドの英会話レッスンに挑戦!(TOEICもガンバる)

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