English Column 英会話コラム

  • 13
白い犬と寝転がっている女性

「大きい白い犬」や「白くて大きな犬」のように、普段日本語で話す際、私たちは形容詞の順番を気にすることなく使っています。ところが、英語で“1匹の大きな白い犬”と表現する場合、「a big white dog」と「a white big dog」のどちらでもいいという訳ではありません。英語では、1つの名詞に対して形容詞がいくつも付く場合、形容詞の語順が決まっているのです。

名詞の特徴や性質を表すために使われる形容詞を使う場合、名詞の前後に置かれる「限定的用法」と、形容詞が動詞の後に置かれて補語的な役割を果す「叙述的用法」の2つの用法のうち、ここでは限定的用法が使われる際の形容詞の並び順をご紹介します。

形容詞の順番さえ知っていれば、いくつ形容詞を使うことがあっても、迷うことなく正確な順番で並べることができるはずです。

形容詞の分類と順番

英語では、形容詞を用途に応じて「opinion」「size」「age」「shape」「color」「origin」「material」「purpose」の8つの種類に分けて、図のような種類ごとに決められた順番に並べていきます。

形容詞の適切な表現順番

形容詞の8つの種類の詳細は以下の通りです。

1.Opinion

Opinionは、「きれい」「汚い」や「易しい」「難しい」などの人の主観を表す際に使われる形容詞です。interestingやtastyのように、動詞が元になっている形容詞も含まれています。

    opinionに分類される形容詞の例

  • pretty(かわいらしい)
  • beautiful(美しい)
  • friendly(親しい)
  • cool(かっこいい)
  • delicious(おいしい)
  • difficult(難しい)

2.Size

小さいコーヒー

Sizeは人や物の大小や、テイクアウトのコーヒーを注文する際に使われる、「トール」「ショート」のようなサイズを表す際に使われる形容詞です。

    sizeに分類される形容詞の例

  • big(大きい)
  • large(大きい)
  • little(小さい)
  • small(小さい)
  • tiny(小さい)
  • tall(高い)
  • short(低い、短い)

3.Age

Ageは、「新しい」「古い」や「若い」「年をとっている」のような、人の年齢や物ができあがってからの年数を表す際に使われる形容詞です。

    ageに分類される形容詞の例

  • old(古い)
  • new(新しい)
  • young(若い)
  • antique、ancient(古来の、古風な)
  • hot(熱い、暑い)
  • cold(冷たい、寒い)

4.Shape

丸・三角・四角の図形

Shapeは「丸」「三角」「四角」などの物の形や輪郭のほか、「長い」「短い」や「厚い」「薄い」のような形状を表す際に使われる形容詞です。

    shapeに分類される形容詞の例

  • round(丸い)
  • square(正方形の)
  • rectangular(長方形の)
  • oval(卵型の)
  • flat(平らな)
  • sharp(鋭い、とがった)

5.Color

Colorは、色についての形容詞です。「ピンク」「青」「金」などの具体的な色や、「濃淡」「明るさ」「鮮やかさ」のような色の状態を表す際に使われます。

    colorに分類される形容詞の例

  • white(白い)
  • black(黒い)
  • red(赤い)
  • pale(淡い)
  • dark(濃い)
  • vivid(鮮やかな)

6.Origin

Originは、その人や物がどこからやって来たのか、起源を表す際に使われる形容詞です。人種や国籍などの人の出身(nationality)のほか、「東洋」「西洋」などの地域などもこの形容詞に分類されます。

    originに分類される形容詞の例

  • Japanese(日本の、日本人の)
  • Spanish(スペインの、スペイン人の)
  • Asian(アジアの、アジア人の)
  • oriental(東洋の、東洋人の)
  • European(ヨーロッパの、ヨーロッパ人の)
  • lunar(月の)

7.Material

Materialは、修飾する名詞の素材を表す際に使われる形容詞です。その物が何でできているのか、何から作られた物なのかを表します。

    materialに分類される形容詞の例

  • metallic(鉄製の)
  • wooden(木製の)
  • cotton(木綿の)
  • woolen(ウール素材の)
  • paper(紙製の)

8.Purpose

Purposeは、それが何に使われる物なのか「用途」や「目的」を表す形容詞です。特に動名詞(動詞+ing)や不定詞(to+動詞)のような、動詞から転じたものが多く使われます。

    purposeに分類される形容詞の例

  • shopping(買い物をするための)
  • wedding(結婚式用の)
  • walking(歩くための)
  • banking(お金を貯金するための)
  • to drink coffee(コーヒーを飲むための)
  • to stay young(若さを保つための)

実際に形容詞を並べてみよう

例えば「小さくて可愛い赤ちゃん」を英訳する場合、「可愛い」は1番目のopinionに、「小さい」は2番目のsizeに当てはまることから、「cute little baby」となります。

次はこれにならって、例題1~5の形容詞を下の表に当てはめて、正しい順番に並べてみましょう。

例題1
「日本人の」「背が高い」「男の子」「3人」
例題2
「大きな」「木造の」「新しい」「私の」「船」
例題3
「黒い」「長い」「彼女の」「髪」
例題4
「赤い」「美しい」「一輪の」「バラ」
例題5
「メッシュ素材の」「ランニング用の」「二足の」「黄色い」「靴」
冠詞
指示語
代名詞
形容詞 名詞
Opinion Size Age Shape Color Origin Material Purpose
1   three   tall young     Japanese     boys
2 my     big new       wooden   ship
3 her         long black       hair
4 a   beautiful       red       rose
5   two         yellow   mesh running shoes

例題を正しい順番に並び替えた結果はこのようになります。

例題1
three tall young Japanese boys
3人の背の高い日本人の男の子
例題2
my big new wooden ship
私の大きな新しい木造の船
例題3
her long black hair
彼女の長く黒い髪
例題4
a beautiful red rose
一輪の美しい赤いバラ
例題5
two yellow mesh running shoes
2足の黄色いメッシュ素材のランニング用の靴

前の記事

次の記事

英会話コラム

アルバイトスタッフ
「くら」君の英会話日記

  • くら

    プロフィール

    サッカー大好き今どき男子の代表のような大学生くら君が、ラングランドの英会話レッスンに挑戦!(TOEICもガンバる)

ページトップに移動する